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湯の川帖 できました。

yunokawa2
今年2冊目のzineができました。
「湯の川帖 2」です。
僕の故郷、函館市 湯川町での思い出を綴った本です。

昨年、前作の「湯の川帖」を作ったとき
ネタを探して、思い出して、調べて…としている内に
自分自身がすっかり忘れていたようなことが
記憶のヒモが結びついていくように
するするとつながっていき、いろいろなことを思い出すことができました。
友達のこと。家族のこと。いつもあそんでいた場所のこと。
小学校時代のあの空気。

その思い出たちは、ほんわりと暖かくて
忘れてはいたけれど
きっと僕の血や肉として息づいているものでした。
その暖かい気持ちが嬉しくって、ちょっと共有もしてほしくって
同じときを過ごした同級生に読んでもらったり
僕の子どもたちに読んでもらったり
僕の両親に読んでもらったり。
両親がおじさん、おばさんに回して読んでもらえたり。
当時の函館、湯の川を知る方たちに
ノスタルジックなお届けものができた感じがしました。

また、子ども時代やあの時代の空気感を
込めることができたのか
湯の川を知らない方にも
子ども時代を思い出すきっかけとなってくれたようで
本当に作ってよかったと思える作品となりました。

今作「湯の川帖 2」は、前作の基本コンセプト
「僕の超個人的な思い出で綴る湯の川」は変わらず
でも小さな挑戦として
初めて描くタッチのイラスト、フォントを使わず全て手書きの文字
で制作しました。
イラストは下書き無しの一発勝負。
小学生のとき、図画工作に見本として掲載されていた
児童の絵が大好きで。
あの一生懸命描かれた感じとか、うまさじゃない情緒感とか…
もちろん小学生当時はそんなこと考えていなかったけれど。
そんな図画工作の教科書に載っているような絵を目指して
一生懸命描いてみました。
描いてるとき、没頭できて楽しかったなぁ。

このzineはわたしのマチオモイ帖[ web ]への出品作品なので
正式なリリースは3月6日からの「わたしのマチオモイ帖 大阪展」から、となります。
その後、イベントなどでも販売予定です。
販売用には、締切の関係で掲載できなかった
2編を追加してみたいな、と思っています。

掲載タイトル(展示用)
・石炭ストーブヒーロー
・屋根の上で昼寝
・飛んでいった検尿カップのフタ
・ごめんね。クイ
・車にぶつかる2デイズ

ここに
・砂花火
・お祭りの夜
の2編を追加したいな。

ちなみに、前作「湯の川帖」はこちら

sekitan

hirune

2015.2.26
Diary


ノート作ってきました

harunote

先日、drop aroundさんが運営するショップ、
MANUFACTURE & WORKで開催されたワークショップ
「春を呼ぶノートをつくる会」に参加してきました。

紙の店 馬淵[ web ]の馬淵さんを先生にくるみ製本の素敵なノートを作る会。
ふふふ、紙でしょ。カッターとのりならお手の物!
ばりっとしたノートを仕上げるぜ!
…という始まる前の自信はどこへやら…。

一冊のノートがこんなにも工程を経て作られていたなんて!
とは言っても、時間がかかるところ、むつかしいところは
あらかじめ先生が準備&下ごしらえをしてきてくれてるのに…。
一緒に作っているみんなに遅れないように、必死でした。

それでも、丁寧に教えてくれる先生と
参加したみなさんの和やかな雰囲気の中で
徐々に形になっていくノート。
ワクワクしました!
ちょっと不格好だけれど、自分の手でこさえたもの。
表紙の紙の色や、ちらりと見える「花ぎれ」と呼ばれる部分や
しおりひも…
ちょっとしたカスタマイズができるのが
さらに愛おしくて。

話が全然変わりますが
いつもデザインに厳しいお客さんが
これ自分で作ったんだけれど…と見せてくれるチラシとか。
もちろん、お客さん自身が作られること自体、すごいことなのですが
あれ?いつもの(僕に対する)厳しい審美眼は…
と思わずにはいられないのも、正直なところ。
やはり人間、自分には甘くなるのかしら…とぼんやりと思っていたのです。
でも自分でノートをこさえてみてわかりました。
自分で作ったものって
愛おしいんだな、って。
失敗したところや、不格好なところさえ愛着になる。
あぁ、クォリティとは別のところに
宿るものがあるのだなぁと。
この会に参加したことで、今さらながら
お客さんの気持ちがわかったのでした。

さて、数時間をかけたノート作り。
写真は、別々に作っていた中身と表紙をのりでくっつけて
それをプレスしているもの。
プロが使う、ちょっと無骨な道具の美しさ。
でも、僕が知っているのは今のところ、ここまで。
のりをかわかすために、ノートはこのまま先生にお預けしたのです。

実は明日、紙の店 馬淵さんに引き取りにいく予定。
どんなふうに仕上がったのか、とても楽しみ。
会のタイトル通り
ノートを受け取りにいく僕の心には
春の日差しのようなぽかぽかと暖かいものが。

普段自分が使っているものを
手間ひまかけて自分で作ってみる。
そうすることで気付く、いろいろなこと。
あらためて、こんな貴重な経験をさせてくれた
drop aroundさん、馬淵先生に感謝。
そうして、一緒にノート作りを頑張ったみなさんにも感謝。

そうそう、この会の会場だったMANUFACTURE & WORK[ web ]。
素敵なところです。
きっと、この空感だからこそ、この会も
さらに素敵なものになったのです。
特に僕のような、紙のプロダクトに目がない方は
ぜひ足を運んでみてください。
素敵な出会いがあると思います。
あ、営業は毎月、月初めの1日から10日までの10日間なので
行かれる方はご注意を。

今回作ったのは、もうノートと呼ぶには
ちょっともったいないくらいの…白い本というか。
ふふふ、楽しみだなぁ。
何に使おうかな、僕のノート。

2015.2.11
Diary