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BOOK LOVE で気がついたこと


発する場じゃなくて
受け取る場だった

フライヤーには「那珂隆之個展」と書いていました。たしかに、形式から言うと「個展」なのですが、本当に「個」か?まったく違うじゃないか!という思いがあって「個展」という言葉が使いにくくなっています。

そもそも、制作工程から「個」じゃないよな、と。僕が使ってるMacも、物語づくりに影響を受ける環境も人も、出来事や本とかも。印刷の工程にはたくさんの方が関わってくれているし、一緒に会場をつくった仲間とか。そして何より今回、観に来てくれたお客さんの思いで、場が完成した感覚が強くて…。
今回は、その気付きをまとめました。相変わらず長いです。笑




この作品、読んでてじんと来ました…。というような言葉からはじまる、見てくれた方の感想は、どういったポイントが感じたのか、どうして感じたのか、から、いつしかその方のパーソナルなお話へと移行していきます。しばらくその方の内面のお話をお聞きしていると、ふとしたところで「あ!こんなこと話しちゃって…」とかなり深い部分をお話しされたことに気付かれます。いや、いいんです。むしろそのお話が聞きたいんです、とお伝えします。そうするとさらに…。

といった光景が展示「BOOK LOVE」で何度も、何度もありました。

はじめは「作品を前にすると、人は語りたくなるものだ。」という感覚だったのですが、あれ?ちがうぞ!と。

あ、自分は勘違いしていたかも。
展示というのは、エネルギーを発する場ではなくて、エネルギーを受け取る場だったんだ!!と。大きな気付きがあったのです。

もう少し正確に言うと
展示というのは、制作者がエネルギーを発するだけではなくて、感じてくれた方のエネルギーを受け取る場でもあり。また、観に来れる方からすると、発せられたエネルギーを受け取るだけの場ではなくて、それに呼応されて呼び出されたエネルギーを発する場でもある。エネルギーが一方通行で流れるんじゃなくて、エネルギーを交流や交換させる場なんだな、と。


ここ1年、ずっとエネルギーの研究をしていたので、今回の展示でエネルギーを発することで、そのエネルギーが数倍になって戻ってくるのは知っていました。でも、その速度は展示後、2、3ヵ月後だと思っていました。でも、想像以上にその戻りが早くって、発すると同時に戻ってきていました。

今回、僕はめっちゃ想いを込めて作品を作ったし発表したし、かなり恥ずかしい部分も開示して、いわば丸裸でエネルギーを発しました。人と人のコミュニケーションと同じで、あ、この人、心を開いてくれてるな、と思うと自分も心を開けます。今回の展示は開き切って全面開放だったので、それを感じ取ってくれた方は、安心されたと思うし、あ!この場は自分を出していいんだ!と無意識的に感じられたのだと思います。それで、冒頭のように、その方の物語を僕がお聞きできて受け取ることができたんだな、と思います。

実は、これ、フライヤーと入口のポスターに書いていたメッセージ通りで…(冒頭の画像がフライヤーの裏面)、僕の物語をお見せすることで、あなたの物語が聞けたのだな、と。これに気がついた時に震えたし感動しました。表現の仕方は作品とかではないかもしれないけれど、どの方もどの方も、素敵な物語をお持ちでした。みんな物語を持ってるし、作ってるんだなって。素敵。物語LOVE。

さらに今回、気付けた大きなことがあって、これは全ての展示ではないのかもですが、今回は観に来てくださる方が、一緒に場を作ってくれた展示だったな、と。正直、今回の展示、自分のやりたいことの60%くらいしか表現できなかった。展示のオォリティには達してたけれど、そこは超改善点、もっといけた。。うん。でも、でも、その足りない部分とか、そもそも僕が持ち合わせていないエネルギーを、見てくれた方が補ってくれていた。これも一言で言うと…

展示って制作者だけで作るものじゃなくて
観てくれる方、感じてくれる方がいることで
場になり、エネルギーになる

ということ。
なんでしょう?本だから、深かったのか?詩が多かったから、読んでくれた方に委ねる部分が大きかったのか?それぞれの方が感じてくれた想いが、会場に蓄積していって、どんどんエネルギーが高まってくるのを感じていました。(展示が間に合わず、会期中に作品を足していったのだけが理由ではないはず!)

制作ノートに書いていた言葉があります。
・自分の本当にやりたいことを、思いっきりやる
・エネルギーを発する、伝える
両方ともできたと思います。大好きな本を作りまくれたし、やりきった(もっとできたけど)。作品にも展示にもエネルギーを込めて発信できた(作品と展示は別もの。作る行為と見せる行為は全くの別物って思ってます)。だけどそれだけじゃなくて、いろんな方のやりたいこともお聞きできたし、エネルギーをいただくことも出来ました。この受け取れたって感覚が、自分的は超新しかったのです。展示する、見せることで実は受け取っていた。真理!
とても貴重な場でした。自分が一番充実して楽しませていただけた場でした。

ありがとうございます。
I LOVE YOU.




展示期間中に、幾人かのエネルギーを潜めている若きアーティストに出会いました。展示は楽しいぞぉ~。エネルギーの交流ができるから、発することで、エネルギーが高まるぞぉ~!!とおじさんからメッセージで、この長い長い気付きをしめくくります。

書いても書いても書き足りんな。
BOOK LOVE.

あ、数ヵ月後に戻ってくるエネルギーもすでにいくつか動き出していますので、また活動のお知らせができると思います。引き続き応援よろしくお願いいたします。お楽しみにしていてください。

ぺこり。
那珂 隆之


会場入口に掲げたポスター。
BOOK LOVE 宣言と呼んでます。

2018.12.12
Diary


BOOK LOVE 終了しました!


I LOVE YOU so much!!
BOOK LOVE!

展示「BOOK LOVE」が終了しました!
当BLOGでは、開幕のお知らせも無いまま閉幕のお知らせとなること、ご了承ください。

9日間に渡り開催してきましたBOOK LOVE、12月9日に大盛況の内に閉幕を迎えられました。ご来場いただいた皆さま、作品をご覧いただいた皆様、遠くから駆けつけてくれた皆様、応援いただいた皆さま、お会いできた方も、お会いできていない方にも感謝を!ありがとうございます!

今回は、新作のZINEとそのグラフィックポスター、そして壁面作品のPOWER WALLの2つをメインに、ZINEの過去作やレコメンドブックの紹介、大好きな本を、本づくりをとことんやる!楽しむ!を表現させていただきました。

多くの方にご来場いただき、…最終日はもう、この賑わい、ほんとに自分の展示かしら?と思えるほどに、場のエネルギーが高まっていったのを感じました。僕の想いや作品だけでなく、来ていただいた皆さんの想いが場のエネルギーを高めてくれたのだと思います。感謝。

今回の展示では、エネルギー、物語をつくる力、自分の闇も受け入れる、という大きな3つのテーマがありました。僕が全てを開示できたからでしょうか?来てくださった方も安心を感じていただけたのか、ご自身の深い想いをお話しくださる方が多くいらっしゃって、多くの物語をお聞きすることができました。とてもエネルギッシュな時間でした。

また、今回、2回ご来場される方も多くいて、1度来てZINEを買われて、2度目で追加で買われたり、観に来て、あとでまたZINEをお求めいただいたり、この短期間でリピーターとして訪れていただけたこと、とても嬉しかったです。ありがとうございます。

そして、ご紹介いただいた方も多くいらっしゃって、そのご紹介を受けてご来場した方とも深いお話ができたこと、BOOK LOVEがそういうエネルギーを持った場に育ったことに感謝です。ありがとうございます!

たくさんのご来場、応援、温かいお言葉、お花、贈り物、本当にありがとうございます。刺激もたくさんいただいたし、勇気づけられたし、本気で凹む本物との出会いもありました。ありがとうございます。

最後に、この展示にあたり、ほとんど家にいれなかった父を認め受け入れてくれた家族に感謝を。僕を育ててくれた父母や兄、家族に感謝を。ご理解をいただき、ご迷惑をおかけしたお客さまに感謝を。一緒に場を作ってくれた皆さま、作品を印刷してくれた皆様、素材を提供してくれた皆様に感謝を。会場を一緒に盛り上げてくれた学生のみんなに感謝を。そして、僕と交代で多くの時間を会場で過ごしてくれたやまだくん、あなたがいなければ、この展示は出来ませんでした。ありがとう。あ、めっちゃ夢中にやりきった自分にも感謝を!やりきったね!

みんなも、地球も宇宙もLOVE!
本、やっぱり好きだ!
BOOK LOVE !!!

また、次の展示?イベント?でお会いしましょう!

変なテンションでお送りしたお礼の言葉でした。
ありがとう。あいしています。


ありがとーございましたッッ!!!

2018.12.12
Diary