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焼きいも屋 その2

僕は昔、焼きいも屋だった。
その1は、こちら

テレビ出演のため、いもを焼けない設備で
いもを焼く…というミッションを課せられた僕。
しかし、試行錯誤をしても焼けないものは焼けない。
じゃあどうしよう…。
なんとかして、焼きいもを用意するしかない。
まっすぐ進んでダメなら、回り道だ。
人生には代替案はいっぱいある。

テレビ撮影の日、早起きしていもを用意する。
当時はまだ実家暮らしだったので母の力を借りて。
焼きいもカー搭載のコンロではなく
家のオーブンで焼きいもを作ろうとする僕に
母は、鍋でふかす方法もあると教えてくれる。
母は偉大だ。ありがとう母さん。
朝から家中、焼きいものあまい香りが漂う。
そうして出来上がった30本の焼きいもたち!
(実際は半分近くは焼いていない、ふかしいもだけれど)

初日に買った大きな発泡スチロールの容器が
アルミホイルで包まれた銀色のいもで埋め尽くされている。
その本来であれば当たり前のその光景は眩しくて。
でも、最終日ではなく、もっと早くにその光景を見たかったよ。

30本のいもを得た僕は、水を得た魚のように自信にみなぎり
社長さんが用意してくれたお客さんにいもを売りまくった。
焼いたいもも、焼いていないいもも。
テレビ局のディレクターさんとカメラマンさんと一緒に。
こうして、僕の10日間だけの焼きいも屋生活に幕が降りた。
この日の売り上げと、社長さんがもってくれた分で
最終的に赤字は2万円になった!やった!
でもアルバイトだ。
アルバイト10日間で2万円の赤字だ。

後日、テレビ放送を観た。
録音した自分の声を聞く以上に
必要以上にぺこぺこと頭を下げている
自分の映像に違和感を覚えた。

終わらせると、はじまる。
焼きいも屋最終日、テレビ撮影終盤
発泡スチロールを抱えて歩く僕を呼ぶ声。
振り向くと以前、短期のアルバイトでお世話になったHさんだった。
「ナカちゃん、なにやってんの?」
焼きいも屋です。でも今日で最終日です。と説明すると
「それなら来週のイベント手伝ってくれない?」
そうしてそれからの数年間、僕はイベントスタッフとして
毎日毎日違う現場で働くことになる。

プロレスの会場でスタンハンセンに突き飛ばされたり…
天童よしみさんと握手をしたり…
たまねぎ畑の真ん中で飛行機の数を数えたり…
すすきのでカラオケ屋のビラを配ったり…
有田焼きの陶器を売ったり…
PASEOで抽選会場を運営したり…
様々な経験をしたイベントスタッフ時代については
またいつかの機会に。

2014.12.7
Diary


選挙に行こうぜ!

あれ?焼きいものつづきは?って声も聞こえそうですが
今日は、別のお話。
ブログに政治や宗教のこと書かない方がいい!なんてこと
僕だって知っています。
でも、焼きいも屋の話と同じくらい、
政治の話も軽々しく語っていこうぜ!

政治のこと語るには詳しくないと…
しっかりしてないと…っていうのが幻想だと思うんです。
その人その人のレベルで考えて行けばいい。
政治のこと話しちゃうのって、なんかね…って空気に流されないように
今日、天気いいですね!ってのと同じくらい
誰に投票するの?ってあってもいいじゃない?

12月14日に投開票がある今回の選挙だけれど
14日都合悪いって人は、期日前投票もできます。
今回の選挙、大義がないって言われてます。
なんか結果も見えてるし、投票してもねぇって。
でも、大義がないと思うのだったら、なおさら
ふざけるんじゃないよ、あんた!っていう投票をしないと。

政治に無関心が一番施政者の思うつぼ。
今、問題がいっぱいのこの国において
投票率が低い、ということは
「あ!あんなことしてもこんなことしても、OKなんだ!」って
施政者に思わせるだけ。
国民がなめられてるって聞くけど
賛成の声も、怒りの声もあげないんだったら
それはなめられます。ぺろぺろ。

僕たちデザイナーの仕事ってなんだろう。
いろいろなことがあるけれど
なにかとなにかをジョイントする。っていうのは大事な仕事のひとつ。
そのジョイントする社会が腐ってしまったら
何にくさびを打てばいいんだろう。
ブランドを育てるのも大切な仕事のひとつ。
でもそのブランドが根付く大地が崩れてしまったら
どこにブランドを構築するんだろう。

その社会や大地をデザインするために
選挙権があると思うの。
ねぇ、選挙いこうぜ!

2014.12.5
Diary