GRASSIC

SARROBO

2016

SARROBO
2015年6月6日より9月18日まで開催されていた、500m美術館の企画展「札幌のデザイン展」に出品した「SARROBO」。
札幌をロボット化したビジュアルで「サッロボ」です。

「SAPPORO」の2つの「P」に斜め線を足して「R」にして
「R」にも横線を一本で「B」にすると「SARROBO」、「サッロボ」になる!というロゴタイプです。

企画展のテーマは「札幌」。
このテーマは難しかったです。こういったテーマがある場合、どここまでテーマを意識するか…というのを考えます。テーマを無視する、自由に作るという究極の選択も頭の片隅に置きながら、でもテーマの中で自由に飛躍していたり、昇華させている方がかっこいい!と思うデザイナーの性もあります。
札幌の整ったイメージ、シャープさや無機質さ。でも人はあたたかい。北海道の中心として、人もものもいろいろなエネルギーが流れ込む街。そんなことを考えている際、「サッポロ」の「ポロ」って「ロボ」に似ているな…と感じました。あ、自分が考える札幌の無機質さ、人、エネルギーってロボットっぽいかも…と気が付き、結果、どストレートに「札幌」でありながら、自分の勝手な解釈で「自由」に作ることができたと思います。

今作では、「ノイズ」を意識しました。
普段の仕事でMacで作業をしていると、どこまでもきれいに仕上げることもできてしまいます。いかに「ノイズ」を省くか、もとても重要ですが、「ノイズ」の持つ質感だったり、あたたかさだったり、勢いだったり…そういう情緒性を感じる情報量の多さに惹かれます。
そこであえて下描きの線を残したり、色むらや紙の色、デジタル変換の際のノイズも含め、粗い仕上りとしました。

TOKEIDAIN
TOKEI-DAIN / トケイダイン

SAPPOROの全てのロボットにはストーリーを設定しそれをzineとしても発表しました。以下、SARROBOのzine「BOOK of SARROBO」より、トケイダインの設定をご紹介します。
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 数あるSARROBOの機体の中でもエースクラスのロボット、トケイダイン。もっとも特徴的なのはロボットでありながら心理戦を得意とすることで、とくに相手の期待をそぐ、モチベーションを下げる効果があるガッカリメイショービームを頭部の時計にカモフラージュされた発射口から出す。
 最近では、それによるガッカリを期待するあまり、実際にビームを浴びても想像以上にがっかりせず、「思った以上にがっかりしなくて、逆にがっかり」という高難度の作戦も展開している。
 しかし、札幌市側では、期待を裏切らず素直にがっかりさせるべきだ、という議論がおこり、機体を縮小化しようという計画も持ち上がっている。本人(本ロボット)的には、それなら、もうがっかりと言われないために、機体を拡大化してほしいと望んでいるが、案外控えめな性格なので決して口にすることはない。
 このアングルでは見えないが意外と背中が長く、本人(本ロボット)もそれを気にしている。また、自分のもっとも特徴的であり名前の由来ともなっている頭部の時計部分があとから改造された部分(いわゆる後付け)であると知り、アイデンティティー崩壊の危機に直面していたが、最近それを乗り越えた。
 意外と知られていないが誰もいない真夜中でも時間になると鐘をならす律儀な頑張り屋さんでもある。
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TV_TO
TV-TOU-AW / テレビトウオー

DOUICHIOU
DOW-CHO-AW / ドーチョオウ

SYANⅡ_A
ORC-RA-YAMA SCHON Ⅱ_A / オーク・ラ・ヤマ シャン ツーエー

ODDORI_N4
AUDREY N_04 / オードリ エヌゼロヨン

SEEDEN
CIDEIN / シデイン




設営中に500m美術館の近くの保育園のお散歩があり、小さなこどもたちが「あー!ロボットだー!!」と反応してくれたの、嬉しかったなぁ。

技法・素材(全て)
色鉛筆、布、デジタルプリント

PRINTING:SHINTOYO SCREEN