WORKS

装丁 心臓の病気で死なせない 2

2019

装丁(本のカバーや表紙のデザイン)を担当しました。

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心臓の病気で死なせない 2
日本一の心臓血管クリニック ハートセンターをめざして
藤田 勉 著
(医療法人札幌ハートセンター理事長)
Re studio 発行
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制作工程的に、本文の原稿と
装丁が同時に進行していたので
内容をすべて把握してデザインをする…
ということはできなかったので
可能な限りの情報を元に
表紙デザインを進めました。

デザインにあたっては
タイトルの方向性はだいたい
「心臓の病気で死なせない 2」
で行こうと決まっていました。
その力強いタイトルや
著者であり心臓外科医である藤田先生の考えを
お聞きしていて
「自信のある、堂々とした本にしよう」と
決意しました。

前作である「心臓の病気で死なせない」を
表紙がぼろぼろになるまで読んでいる
患者さんのお話もお聞きしていて
この本は、心臓の病気で困っている誰かを
勇気づけたり助けたりする本になるだろう…
そういった確信があったからです。

実際に、後書きで藤田先生が

(本書 後書きより)
僕の本を手にしたことで助かる命がひとつでも増えてくれれば、それでいいのです。

と書かれていて(この後書きを読めたのは、出版後ですが)
著者の想いと装丁がリンクできたことで
メッセージを強めれたのが、とても嬉しく感じました。

装丁のデザインは
細かいバージョン違いも含めると
10案を提示しました。

普通、お医者さんが
「病気で死なせない」とか
「大丈夫。僕にまかせてください。」
とは、なかなか言えません。
たとえ思っていたとしても
その言葉の責任はとても重い。なかなか言えない。
でも、それを言い切る藤田先生の勇気と
そして、その言葉って
患者さんとしては一番聞きたい言葉なんじゃないかな、
そう思って、自信のある、堂々としたデザインから
さらに安心感や信頼感、藤田先生感を伝えようと
デザインしました。

とてもシンプルなものや
写真を使ったもの
仕掛けのあるものを提案した中に
この特徴的な赤い手術着のイラストの案があって
その案が採用されました。
提案したデザインからほぼ修正なく形になりました。

表紙の紙、帯の紙、見返し、本文用紙も
設定しました。
カバーを外した本体の表紙や
章の扉ページもデザインして
ひとつの本としての堂々とした統一感が
出せたと思います。

表紙はイラストなので
帯に藤田先生の写真と
「大丈夫。僕にまかせてください。」という
初めて聞いた時に震えが起こった言葉を載せました。
(僕もこんな力強い言葉を堂々と言えるデザイナーになろう。)

 

 

今回はいつもお世話になっている方からの依頼でしたが
著者の藤田先生はじめ
企画をされた方や
本文ページを組んでくれる方
カメラマンさんや
印刷をしてくれる方
そのみんなを繋いで進行してくれる方など
直接お会いしたわけではないけれど
チームで1冊の本を作る楽しさもありました。




また、こうしたブックデザインのお仕事、
装丁のお仕事にぜひ、関わりたい。
もし、大切な本を形にしようとお考えの方がいたら
どうぞ、ご相談ください。
ブックデザイン、装丁をしたい。作りたい。
本とデザインを愛する僕がやりますから
「大丈夫。装丁は僕にまかせてください。」

最後に、
この本「心臓の病気で死なせない 2」。
この本に出会うことで
救われる命がある、本当にそう思える本です。
また、強力な想いを持った
一人のプロフェッショナルとして
チームを運営する経営者としても
参考になる考えや、素直な気持ちを伝えられていて
ぐっとくる本でもあります。
この本が、国内でもトップクラスの実績や設備のある
ハートセンターとの出会いになれば。
ご興味があれば、ぜひ、お読みください。

SHINZOU NO BYOUKI DE SHINASENAI 2
COVER DESIGN:TAKAYUKI NAKA by SHIMAUMA DESIGN
IKKUSTRATION:TAKAYUKI NAKA by SHIMAUMA DESIGN
AGENCY:TRADGARD
CLIENT:Re Studio